経営理念作成~中編「当たり前を、仕組みで支える。」
経営理念作成の2回目になります。当たり前の日常と想いの重さを徹底した先にあるのは、派手な成功ではなく“温かい会社”という未来です。
目標は数字そのものではなく、ドライバーを中心に潤いが循環するための手段になります。
大切なのは、当たり前を感覚ではなく仕組みで支えること。
そして成長の途中であることを受け入れ、言葉にし続ける姿勢。
その積み重ねが、人と会社の未来をつくっていくということを話し合いました。
音声(番組)は以下より聴取できます。
https://open.spotify.com/episode/0fkEHTu6ll07CLflTv1HyN?si=ZlgKpS0nR1qqYxRvopNgmA
以下はテキスト版になります。
1. その先にある未来とは
濱口
「当たり前の日常」と「想いは重い」。
これを徹底的に大事にできたとしたら、その先にどんな未来がありますか?
内田
うーん、未来を考えるのは苦手やな。
思った通りにならへんから。でも、取り組んだ人は間違いなく人間として成長するやろな。
自己満足かもしれんけど、やり切った感は得られるんちゃうかな。
濱口
成長の先に、何か見えますか?
秋山社長
温かい空間かな。
想いを持って当たり前のことをやり続けたら、なんか“あったかい会社”になる気がする。
でもそれは目標というより、行き着けへん永遠のテーマなんちゃうかな。
2.永遠のテーマとしての「当たり前」
寺中
確かに、すぐ到達できるものじゃない気がします。
会社がある限り続くテーマというか。
秋山社長
そもそも当たり前のことって、できひんから事故も起きるし、行き違いも起きる。
挨拶一つでもそうやろ?言い分はそれぞれあるけどな。
濱口
なるほど。じゃあ徹底するには何が必要でしょう?
社労士中村
当たり前を徹底するって、仕組み化やと思います。
個人の感情任せでは続かない。
誰でもできるようなルールや制度に落とすことが、未来をつくるんちゃうかな。
3.組織は必要か ― ピラミッドか逆三角形か
内田
仕組みを作るには、やっぱり組織が必要ですよね。
人数が増えれば増えるほど難しくなるし。
秋山社長
でも、ピラミッド型じゃなくてもええんちゃう?
鍋ぶたみたいな平たい組織もあるやろ。
内田
いや、組織は絶対いると思います。
ただ、潤う順番が逆やと思うんです。
ドライバーが潤って、初めて会社が潤う。逆三角形が理想かなと。
秋山社長
なるほどな。
組織の形は三角形でも、潤い方は下から。
それを目指してるよな、今。
4.目標は本当に必要か?
濱口
改めて聞きます。目標って、本当に大事ですか?
秋山社長
今は10年後に向けて数字は立ててる。
ドライバー平均年収720万円を目指して、年4%ずつ上げていく。
その逆算で売上25億円。でもそれは数字でしかない。
濱口
目標が会社を悪くするケースもあります。
PDCAを回しすぎて、人間関係が壊れた会社もある。
秋山定装は、目標を持たなかったからこそ成長してきた側面もあるのでは?
内田
でも僕は、売上50億、車両300台を見てみたい。
絶対に景色が違うと思うんです。
5.目標と目的の違い
社労士中村
目標は“目的を可視化するもの”やと思います。
50億は景色を見るための手段。
目標を目的にしたら寂しい会社になる。
無事故を実現したいから「事故ゼロ」という目標がある。
ドライバーが豊かになる未来が目的なら、
そのための目標を立てればいい。
6.数字で評価できるのか
秋山社長
でも評価するなら数値がいるよな。
気持ちで評価したら不公平になる。
内田
ドライバーに目標って必要なんかな。
事故ゼロ以外、何を求めるんやろ。
燃費とか言い出したら現場は混乱する。
社労士中村
減点ではなく加点方式がいい。
一律支給して、貢献分を積み上げる。
そのほうがトラブルになりにくい。
秋山社長
なるほどな。
基本を保障して、プラスで評価する。
7.守りたいのは誰か
社労士中村
今日の話を聞いてて思うのは、
皆さん本気でドライバーを大事にしてるってこと。
内田
みんな大事ですよ。でも、ドライバーが潤わんと会社は潤わん。
社労士中村
人が残らない会社は残れない時代です。
どうやったらドライバーがやりがいを持ち、稼げるか。
そこを考える会社は強い。
秋山社長
昔は運送業って一発逆転できたもんな。
また夢のある業界にしたいよな。
8.言葉にするという挑戦
秋山社長
今日と次回は大事な場やな。
言葉でしか人は伝わらへん。
今はそれを言語化しようとしてる段階。
評価制度も必要かもしれん。
でも合わなければ変えたらええ。
成長の途中やからな。